グラビア雑誌じゃあるまいし、長々と陳腐な数字を羅列したのは、りょこの魅力はとうてい数字などでは表しきれない何かがある。内面には複雑な決して解けない方程式のような難解さがうごめいているようだ。

多分その分け分からないモノが、本当のりょこの魅力となっていくだろう。

随分と若い女性だが、この最悪な状況に生きていること自体、同じ境遇の今という世界の中に必死に生きているモノ同士なのだ。最早、誰ともさほどの違いも無くなり、ただシンプルに若い女であり、若い人であるのみだ。

ただ「コトホギ」にいる時だけは、セラピストに変わり、疲れた男性を癒やし、乾いた感情を潤わせ、強ばったカラダを優しく揉みほぐし､死にそうな兵士の手を力ずよく握ってあげる、そんな貴重な女の人だ。


だからってカラコンを入れた若けぇ女に何も感じないほど、まだ衰えちゃぁいねぇ。上の数字の羅列には密かな思いが隠っている。

簡単な話だから打ち明けるが、店のオプションにある、彼女に着せるべービードールを選びたいのだ。

ベビードールの透け具合が若い女性には似合うと思う。そう、彼女には稼がせてあげたい…本心で。

そう思うのは僕だけではないはず。

男なら彼女に似合いそうな、ベビードールでも買ってきてくださいな。変なの着せようとしたら彼女なら破り捨てるかも知れないけど。

彼女が着てはしゃぎだしそうなやつだよ。そして二人揃って良い気分で施術を受けるのも一興かも・・

直ぐにりょこが、一人前の鮮やかなセラピストに変身するのをお楽しみに。